久しぶりの日本での年末年始でふと思ったこと

現在海外に住んでおります。
10年以上の在住になるので、年末年始は日本の文化やしきたりなど
特に懐かしく感じる時期です。

年末が近づくと年賀状を書き、おせちの準備やお買い物、
大晦日には除夜の鐘を聞いて年が明け、そして初詣に行く。

そのように日本にいた時は特別ではなかったことが、
今では日本の文化は本当に素晴らしいのだと感じさせられるのです。

昨年、10年ぶりに年末年始を日本で過ごすことができました。

お買い物に出ると、鏡餅やしめ縄の飾り物がおいてあったり、
美味しそうな色とりどりのおせちが並び、初
詣に行くとお賽銭箱の前に行列ができ人々は祈願をする、
など久しぶりの日本の年末年始は、
何もかもが新鮮に感じて外国人になったような気分でした。

1つ残念なことは、
初詣に行った時に着物姿の人が一人もいなかったことです。

私が日本にいた頃は12月31日に美容室へ行き、髪を日本髪風に結い、
お正月には着物を着るという習慣だったので、
着物姿の人を見なかったことは少しお正月気分が盛り下がってしまいました。

そこでふと思ったのは、日本人は日本らしさを”誇り”に思う事を
忘れているのではないかと感じました。

これからもずっと、素晴らしい日本の文化が続くことが私の願いです。